年末も近づき酒の席も増えるが、飲酒運転だけは絶対に許してはいけない。日本では飲酒運転の悪質性ゆえに飲酒運転者はもちろん、酒の提供者、車の提供者、同乗者にも罰則が適用されるようになるなど、罰則は強化し続けられている。

 交通事故が多発する中国でも飲酒運転が社会問題となっていて、刑事罰となる可能性も高いものの、日本同様に飲酒運転を根絶できていないのが現状だ。中国メディアの今日頭条は20日、「日本人はなぜ飲酒運転をしないのか」を考察する記事を掲載した。

 日本でも飲酒運転は完全に撲滅するには至っていないが、飲酒運転自体がいけないことは日本人なら誰でも知っている。だが、中国ではこうした危険運転を行う人はまだ少なからず存在する。なぜならドライバーや周囲の人びとの飲酒運転の危険性に対する認識が徹底されていないためだ。記事は、中国の現状に対して、日本では「厳しい罰則が存在することが、社会的に飲酒運転の重大さと深刻さを認識させる要因となっている」とした。

 また中国と異なる点として、日本人の道徳概念においては「飲酒運転は非常にメンツが立たないこと」だとした。もし勤務先の会社に飲酒運転で刑罰を受けたことが知られれば、解雇されることもあるほど、日本では飲酒運転は「個人の社会的信用にかかわる問題へと発展するのだ」と説明した。

 日本では運送業や乗客を乗せる職種のドライバーは就業前にアルコールチェックを行う会社もあるが、中国ではここまでの厳格さは見られない。中国のネットユーザーたちも「飲酒運転に対する中国の罰則は軽すぎる」という指摘や「こうした面では日本から学ぶべきだ」という声が寄せられており、自家用車の所有率が増加している中国において飲酒運転の危険性に対する意識向上も課題となっていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)