卓球女子の福原愛選手は中国でも大人気の選手だが、結婚・妊娠・出産を経ても中国での人気は衰えることない。10月に出産した第1子となる娘の名前を「あいら(漢字はまだ未定)」と公開したばかりの福原選手。中国では台湾は「中国の一部」とみなされているため、福原選手が台湾人選手と結婚し、台湾で出産したことは中国人にとってはうれしいことのようだ。

 中国メディアの観察者網は18日、福原選手が出産後、台湾の産後ケアセンターで「坐月子(ズオユエズ)」の文化を体験したことを紹介する記事を掲載した。月子とは日本にはない中華圏の文化で、日本語では「産後の肥立ち」とも呼ばれるものだ。

 記事は、福原選手が自身のブログで紹介した産後ケアセンターの写真を掲載。ホテルのように広々とした部屋で、行き届いた24時間体制のサポートを受けられた様子を紹介している。この産後ケアセンターでは、赤ちゃんのお世話をしてくれるだけでなく、出産後の母親に漢方中心の食事を提供し、心身ともにサポートしてくれるうえ、新米の母親には赤ちゃんのお世話の仕方も教えてくれるという。日本では「うらやましい」という声が非常に多く寄せられたというがそれも当然だろう。

 この「坐月子」の習慣はおよそ1か月間出産後の母体を休ませるという中華圏の習慣で、日本にはない習慣だ。中国大陸ではもちろん坐月子は非常に重視されるが、一般にこのようなケアセンターはなく、夫の実家で姑の世話になるのが伝統的な習慣だ。しかし、記事は日本では福原選手を通じて月子の習慣が広くされるようになり、日本人から絶賛されていると伝えた。

 福原選手のニュースを通して、中華圏の「坐月子」の習慣を初めて知ったという日本人は多いであろう。台湾にあるような産後ケアセンターでの「坐月子」であれば、出産する女性にとって非常に魅力的なサービスとして、日本人女性の間でも受け入れられるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)