毎年多くの中国人が日本を訪れており、訪日の目的も徐々に「買い物」から「温泉」や「食事」などの「コト消費」へと変化していると言われる。日本を訪れる中国人のなかには「自国にはない文化を体験したい」と願っている人は多いと考えられるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、「居酒屋に行かずして、日本へ行ったとは言えない」という記事を掲載し、中国で増えている「居酒屋」について紹介している。

 記事はまず、日本の居酒屋について紹介し、仕事の帰り道に一杯呑みつつ安くて美味しい料理を食べることのできるお店であり、同僚や友達と気軽におしゃべりを楽しむことのできる店であることを紹介。また、居酒屋の店先には赤提灯や暖簾が掛かっているという特徴があることを伝えた。

 また、日本を訪れて居酒屋で食事をする際、メニューを見て自分のペースで注文できることを紹介しつつ、中国語のメニューがなく、何を注文すれば良いか分からない場合には、「隣の席の日本人に尋ねてみれば良い」とし、通常は知らない人同士が話をすることはない日本でも、居酒屋ならば見知らぬ日本人とも気軽に会話することができると紹介した。

 さらに居酒屋を訪れた際の注意点としては、「お通し」と呼ばれる料理が着席した提供される場合が多いことを紹介。記事は、この「お通し」代が勘定に含まれていることについて、お店のサービス料的なものであると紹介している。中国では、お通しという制度はないので、初めて居酒屋を訪れた中国人は戸惑うかもしれない。

 記事が「居酒屋に行かずして、日本へ行ったとは言えない」と伝えているのは、中国国内で日本の文化や特徴を真似たものや店が増えていて、日本風の居酒屋が増えているためだ。中国には昔から日本風の居酒屋はあったが、それはあくまでも日本人留学生や日本人駐在員などをターゲットにした店だった。

 しかし、近年の中国で増えている居酒屋は、日本の店を模した居酒屋であると同時に、中国人をターゲットとしている点が最大の特徴だ。料理の味は中国人が好む味付けに調整されていることが多いが、それでも日本食と呼べる料理が提供されている。中国人が日本を訪れた際には、ぜひ本場の居酒屋を体験してもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)