外国を訪れる際、現地の言葉で「すみません」に相当する言葉をまず知ろうとする日本人は多いのではないだろうか。日本人は日常的に「すみません」と謝る言葉をよく使うが、中国人からするとあまりに大げさすぎるように感じられるようだ。中国メディアの今日頭条は15日、「中国人と日本人を比較した場合、どちらがより謙虚か」と問う記事を掲載した。

 記事は、中国には5000年にわたる歴史があり、その歴史のなかで生まれた礼節を身につけた中国人は「謙虚な君子を自負して来た」とする一方、中国人が日本人と接すると「日本人の謙虚さはレベルが違う」と感じるようになるとした。

 中国人が日本人の謙虚さに驚くのは一体どのような点なのだろうか。たとえば自分が在籍する会社を紹介する場合、中国人であれば「我々の会社は社員の数が非常に多く、毎年売上高を伸ばしていて、政府との関係も緊密である」などと、自社の宣伝をすることは必須であると紹介。さもないと相手から小さな会社とあしらわれてしまうからだ。

 しかし日本人であれば「私どもの会社は30年続いておりますが、競争相手と比べるとまだ至らない点が多く、さらなる努力を必要としております」などと述べ、謙虚な姿勢で紹介し、自慢をしたり、実績を過度に強調したりすることはないとした。

 さらに、こうした相違は就職の面接で自己紹介する時にも見られると紹介し、中国人は自分自身の優れている点をはっきりと主張するが、日本人は自身には至らない点もあるが、会社の為に努力を惜しまず努力する考えを強調すると指摘。日本人が実績や自分の強みなどを過度に強調しないのには、日本に「出る杭は打たれる」という概念があり、横並びの協調性のほうが重視される傾向があるためだと指摘する一方、中国は他より抜きん出ていることでチャンスがつかめるゆえ、自己主張が重視されるのだと紹介した。

 日本と中国のどちらが良いかは別として、世界は決して1つの価値観で成立しているものではない。違っているのが当たり前だからだが、日本人と中国人のどちらがより謙虚かと尋ねられれば、それは日本人だと答える人が多いであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)