秋の味覚を代表する食材であるサンマだが、近年は日本での水揚げ量が減少しており、値段が高騰するケースが増えている。中国や台湾でサンマが食されるようになってきており、サンマが日本近海まで北上する前に、中国や台湾の漁船が乱獲していることが日本のサンマ不漁につながっているとも言われている。

 中国メディアの今日頭条は17日、日本人が秋にサンマを好んで食べることから、多くの中国人は「サンマとはどれだけ美味しい魚なのか」と疑問を抱いていることを紹介する一方、中国人が近年、サンマを食べるようになったのは日本の影響であると伝えている。

 記事は、過去の中国では「サンマを食べる文化はなかった」とし、中国の一部沿岸部で時折食べられることはあっても、多くの中国人はサンマとサワラの区別すらできていなかったのが現実と紹介。だが、日本人が愛してやまないサンマが近年、中国でも広く食されるようになってきたと伝え、その理由は中国で加速するグローバル化をはじめ、複数の要因によるものだと論じた。

 続けて、中国の各家庭の食卓に近年、サンマが登場するようになったのは「日本の食文化の影響が大きい」とし、日本ではサンマが秋の味覚を代表する食材として人気だが、これが中国でも知られるようになり、中国人もサンマを食べるようになったとした。また、近年は多くの中国漁船が太平洋でサンマを獲るようになり、日本の漁業関係者を困らせているとした。

 さらに記事は、サンマは確かに美味しい魚であると伝え、しかも「栄養も豊富」であると指摘。日本人はサンマを焼いたり、鮮度の良いものは刺身で食べていると伝え、中国人読者に向けて「機会があれば食べてみると良い」と紹介した。

 記事には、実際にサンマを口にした中国人ネットユーザーから多くのコメントが寄せられている。そのコメントを見てみると、「焼いたサンマは美味しい」という意見もあったが、「日本人が有り難がるほど、特段美味しい魚ではない」という声も多く見られた。濃い味付けの中華料理に親しんできた中国人からすれば、サンマは淡白であまり口に合わないという人も多いのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)