つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道は14日、秋葉原発守谷行きの普通列車において、南流山駅で定刻より約20秒早く発車してしまったとして、ホームページ上にお詫びのリリースを掲載した。中国では日本の公共交通機関の時間の正確さは高く評価されているが、中国ネット上ではわずか20秒早く出発しただけでも謝罪したことを高く評価する声が上がっている。

 首都圏新都市鉄道によれば、南流山駅に定刻9時43分40秒に到着した列車は1分後の9時44分40秒に発車する予定だったが、誤って9時44分20秒に発車してしまったという。これについて首都圏新都市鉄道はホームページ上に掲載したリリースで、「お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 中国メディアの今日頭条は16日、何か不祥事が起きた際に日本では「公に謝罪する」必要があることは中国人でも知っていると伝える一方、首都圏新都市鉄道は客からのクレームもないのに謝罪したと紹介、その背後にある精神を考察している。

 記事は、首都圏新都市鉄道が「20秒早く出発したことを謝罪した」と聞いて、多くの中国人は「20秒」という数字に対して「耳を疑ったかもしれない」と指摘。だが、これは決して聞き間違いではないとし、たった20秒という時間のズレに対し、首都圏新都市鉄道は公に謝罪したのだと強調。

 またこのニュースは米国でも報じられたことを紹介し、米国のネット上では「日本企業の自社の仕事に対する責任感が感じられる出来事」という声があがったと紹介。つまり、定刻どおりに出発できなかったことで、乗車できなかった人がいた可能性があったことに謝罪したのだとし、首都圏新都市鉄道の対応を評価する声を紹介した。

 公共交通機関の運行において、「時刻表があってないようなもの」の中国からすれば、首都圏新都市鉄道による謝罪は到底信じがたいものであろう。記事には中国人ネットユーザーからも複数のコメントが寄せられており、「小さな問題でも、問題である以上は謝罪するという姿勢は凄すぎる」、「些細な問題も見過ごさないという精神は称賛に値する」という声が多く見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:写真AC)