中国の国内総生産(GDP)が日本を超えたのは2010年のことだった。日本は42年間にわたって守ってきた世界2位の座を中国に奪われ、3位に転落した。すでに日中の経済規模の差は2倍以上に達しており、中国国内では日本経済を軽視するような論調も散見される。

 しかし、中国メディアの今日頭条はこのほど、経済規模で中国に抜かれた日本は「中国に敗れ去ったということか」と疑問を投げかける記事を掲載しつつ、日本経済の実力を考察する記事を掲載した。

 記事は、中国は改革開放以降、目を見張るような経済成長を遂げ、貿易を通じて周辺国ひいては世界に大きな影響を及ぼす国になったと指摘。しかし、中国人の多くは日本を訪れ、日本で大量に買い物をしているのが現状であり、多くの中国人は「日本製品の使いやすさや品質の高さ」に魅了され、わざわざ日本製品を買い求めていると伝えた。

 続けて、中国人の多くは日本に対して「愛憎相半ばする」感情を抱いていると指摘する一方、中国人が日本という国に敏感に反応してしまうのは「日本に学ぶべき点が多すぎて、尊重しなければならない国であることを知っているためだ」と主張した。

 さらに、中国が日本に学ぶべき点として、特にイノベーション能力や技術力を挙げ、四方を海に囲まれ、国土が小さいうえに天然資源も少なく、あらゆる材料や素材を輸入に頼っている日本はそれでも世界有数の経済大国に上り詰めたと指摘。中国が経済規模で日本を抜いたからといって、中国が日本を打ち破ったとは言うことができないと伝え、むしろ今でも中国には日本に学ぶべき点が数多く存在するため、日本を軽視するのは間違っていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)