中国による天然資源の乱獲が指摘されている。13億もの国民のニーズを満たすには、非常に大量の食料や資源が必要とされるのは理解できるが、希少な生物や資源を大量に消費したり、乱獲したりすることは許されるものではない。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、絶滅が危惧されている赤珊瑚について、日本国内で「中国人が爆買いしている」と批判の声があがっていると伝える記事を掲載した。

 赤珊瑚は生息域が非常に限られているうえに、成長速度が遅く、養殖することも難しい生物で、国際的に絶滅危惧種に指定されているが、赤珊瑚の装飾品は美しいことから高い価格で取引がなされている。

 記事は、日本のサンゴの輸出量が2004年の68トンから2014年には1万1400トンに急増しており、輸出量全体の約70%が中国向けだったことを紹介。特に赤珊瑚は中国や台湾で人気となっており、赤珊瑚を爆買いする中国人も増えていて、日本では今後、赤珊瑚を守るために輸出量の制限などが行われる可能性も浮上していると伝えた。

 さらに、中国人の赤珊瑚に対する旺盛な需要と、爆買いが理由で、「日本近海の赤珊瑚が絶滅してしまう」などと危機感も高まっていると伝える一方、記事は「絶滅を防ぐには中国人の爆買いではなく、欲のためにサンゴを取る日本人の行動を防ぐ必要がある」などと主張した。

 中国の漁船が2014年ごろに日本近海で大規模な密漁を行い、大きな問題となったのは記憶に新しい。資源保護という考えは微塵もない密漁により、現場となった海域の赤サンゴは深刻なダメージを受けたとされている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)