サッカー・ワールドカップのヨーロッパ予選で強豪のイタリアが敗退したことが世界に衝撃を与えた。中国も同大会の出場権を逃したが、終盤は韓国に勝利するなど粘りを見せて最終節まで可能性を残した。ただ、ここに来て中国のサポーターからは「中国は出場権を取らなくて良かった」との声が出ているようである。

 中国メディア・今日頭条は14日「中国代表はW杯に行けなくて良かった 強豪と連戦して笑いものになるだけ 韓国になんて遠く及ばない」とする記事を掲載した。記事の作者が「W杯に行けなくてよかった」と確信したのは、直近の国際親善試合2試合の惨敗が原因のようだ。中国はコロンビアに0−4で、セルビアには0−2で敗れている。

 記事は「コロンビアは主力選手が半分くらいしか出ていなかった。セルビアもベストメンバーでなかった。なのに中国代表は2戦で6点取られ、1つもゴールを挙げられなかった。親善試合でこうなのだから、もし中国代表がW杯に行けてセルビアやコロンビアと同じ組に入ったとしたら、結果はもっとひどいものになったはず。差は1つや2つではない。フィジカル、戦術、シュート技術、ディフェンス、コンビネーション全てに大きな差がある。リッピ監督は救世主ではない。中国代表は相変わらずあの中国代表のままだった」と評した。

 しかも、韓国も同じ時期にコロンビアとセルビアと対戦し、コロンビアに2−1で勝利し、セルビアとは1−1で引き分けたため、記事の作者をはじめとする中国サポーターの心はなおさら傷ついたようだ。記事は「韓国とも全く次元が異なることが証明された。中国代表は強豪と対戦する経験が少なすぎる。世界最高峰のサッカーレベルがどんなものかを見るべきだ」としている。

 さらに、屈辱の2連敗によりFIFAランキングが下がることは必至で、アジアカップのシードを失う可能性も出てきたと指摘。アジアカップの最終成績は次のW杯予選の組み合わせにも影響してくると伝えた。(編集担当:今関忠馬)