中国メディア・今日頭条は14日、日本の幼稚園の運動会で行われた太鼓のパフォーマンスから、日本の幼児教育の細やかさに気付かされたとする、日本在住中国人の話を紹介する文章を掲載した。

 文章は「先日息子の幼稚園の運動会があり、開会式に年長組の子たちが太鼓のパフォーマンスを披露していた。その時は子どもたちがどうやって練習したのかなどあまり考えなかったのだが、後日息子が乗る幼稚園バスを待っていた時に、年中組の子が円形のダンボール板を持っているのを見つけた。その親御さんに聞いてみると、来年の運動会の太鼓パフォーマンスの練習で、ボール紙を太鼓に見立てて毎日叩いていると言うではないか。なんということか、1年前から準備をしていたとは。毎日少しずつ練習することで、リズム感が身についてくるのだそうだ」と伝えた。

 そして「1つのプログラムのために1年かけて準備をする。そして、演技に失敗した子を責め立てる園児もいない。日本人の物事に対する真剣さ、として寛容さに感嘆を禁じ得ない」と評している。

 文章はまた「幼稚園からは毎月細かい活動が書かれたスケジュール表が子どもを通じて配られる。最初は煩わしかったのだが、やがてスケジュール表があることに対する安心感を覚えるようになった」と紹介。中国の幼稚園では先生の突然の思いつきで子どもにたくさんのボトルなどの工作材料を持たせるよう要求される事があるとのことで、「息子の幼稚園ではトイレットペーパーの芯10個と牛乳パック5個を使うので持参してほしいというお知らせが、2カ月あまり前から来ていた。もし中国の幼稚園でもこのような細かいスケジュールが出ていれば、あれこれ不満を抱く保護者は出てこないのではないかと思う」とした。

 幼稚園の運動会や発表会では、競技や演技で見せる子どもたちの成長した姿にしばしば感動を覚えるものだ。1年間練習を積み重ねたという太鼓のパフォーマンスも、その成否は関係なく先生や保護者の心を大いに響いたにに違いない。そして園児たち自身にとっても、練習の中での成長や成功体験が、成長後の人生の大きな財産となるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)