中国メディア・今日頭条は9日、日本国民のモラルが高い背景には、識字率の高さを維持すべく様々な取り組みが続けられていることがあるとする記事を掲載した。

 記事は「数百年に渡り、日本人の識字率は世界のトップクラスにあり続けてきた。江戸時代には武士たちは100%文字を読むことができたほか、一般庶民の男性の約半数も読み書きをすることができた。戦後間もなく米国が実施した日本国民の識字率調査では97.9%に達したという」と紹介した。

 そのうえで、識字率がほぼ100%に近い現在でも日本政府は引き続き文盲者を出さないような措置を取り、人びとに知識レベルを高める機会を提供していると説明。文部省は各自治体に少なくとも1つは夜間中学を設け、種々の理由によって学ぶ機会を逸した人に教育を受ける場を提供することを求めており、今年7月までに80の自治体で夜間中学の設立を決定したと伝えている。

 日本の夜間中学について記事は、かつて貧困により日中は労働を強いられている子どもたちが学ぶ場として存在するも1960年代の高度経済成長期を経てその数は減少、その後不登校児童・生徒や外国人労働者が学ぶ場所に変わっていったと紹介した。

 また、現在では夜間中学に通うことを望む高齢者も増えているとし、沖縄県那覇市の民営夜間学校では「人生死ぬまで勉強」をモットーに多くの高齢者がさまざまな授業を受けているとした。そして最後に「日本国民のモラルが高く、日本が調和の取れた社会であることは、基礎教育の普及や高い識字率の維持と密接に関係しているのである」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:写真AC)