中国では日本の公衆トイレは非常に清潔だと評判だ。中国にももちろん公衆トイレはあるが、アンモニア臭が漂い、清潔に保たれているとは言い難いのが現状だ。同じ公衆トイレなのに、なぜ日本と中国でここまで大きな差があるのだろうか。

 中国メディアの今日頭条は6日、「日本のトイレはなぜマナーが守られ、そして清潔なのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本の公衆トイレが清潔に保たれている背後には複数の要因があると主張した。

 まず記事は、「今日の日本では空港やデパート、商業施設、図書館、大学などの公共施設のトイレは非常に清潔である」と伝えつつ、中国人が驚くのはそれだけが理由ではないと指摘。なんと中国の公衆トイレではあり得ない温水洗浄便座が設置してあって、しかもトイレ全体が「良い香り」までするとしたほか、洗面台には花瓶に花が生けてあるなど、中国人としては日本のトイレ文化の発達ぶりに驚かざるを得ないと伝えた。

 続けて、日本の公衆トイレが中国と違って清潔であるのには「5つの秘密」があると紹介。たとえば日本では「トイレの清掃を行う頻度が高い」とし、トイレには清掃スタッフによるチェックシートが設置してあって、誰が何時に清掃したかを共有する紙が設置してあると紹介。日本の公衆トイレが清潔なのは「それだけ頻繁に清掃が行われていることが最大の理由」であるとした。

 続けて、「トイレは経営側の考え方が現れる存在」であることも、清潔さを実現する要因であると紹介、顧客が利用するトイレが汚いということは顧客を尊重していないことを意味すると指摘し、こうした見方があるからこそ、商業施設やホテルはトイレを清潔に保とうとするとした。また、日本国民が高い公徳心を持っていること、日本人が幼い頃から身の回りを清潔にするよう教育を受けていることなども、日本のトイレが清潔に保たれる要因であるとした。

 日本の公衆トイレの清潔さは、使用する人や清掃員の道徳に支えられていると言えるだろう。中国では清潔を好む人は多いのだが、公共の場所を清潔に保とうとする概念はあまりないようだ。それゆえに、自分の家は非常に清潔に保とうとするが、玄関を一歩外に出た途端、その心はどこかに行ってしまうのだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)