日本人の礼儀正しさはたびたび海外からの称賛を受けているが、中国人の目に日本社会はどう映っているのだろうか。中国メディアの今日頭条は6日、どのように今の「秩序正しい日本社会と礼儀正しい日本人」が出来上がったのかに関する記事を掲載した。

 日本人はどれだけ礼儀正しいのだろうか。記事は、サービス業の従業員が礼儀正しいのはもちろんのこと、地下鉄で一般の乗客が列を作ったり、混雑時ドア付近に立っている人が乗降する人の邪魔にならないように自ら進んで降りてまた乗るなど、自主的にマナーを守っていると指摘した。

 しかも、こうしたマナーがまるで誰かが指揮を執っているかのように、自然とスムーズに行われていることにも驚いた様子。中国では、誰かに言わなければできず、言ってもなかなかできない現状があるが、日本人の示すマナーや礼儀正しさは「思いやりの心」のなせる業だとすっかり感心している。

 なぜ日本人はここまで礼儀正しいのだろうか。記事は、「儒家思想とその価値観」の影響のおかげだと分析。社会と家庭の利益は個人の利益よりも重要だという価値観のおかげで、社会秩序を最優先するようになったと考察した。さらに、日本は人口密度が高いため、こうした環境では礼儀が人間関係をスムーズにする潤滑油の役割を果たすのだと論じた。

 また、日本の文化も関係しているという。可能な範囲で他人を助け、なるべく人に迷惑をかけないという文化が骨の髄まで染み込んでいるので、「このような壮観な光景」が見られると分析。中国では日本人の礼儀正しさを「虚偽的」とみなす中国人もいるが、こういう考えこそ「無知」であるとし、自分が好きではない人であっても良いところを認めることが最低限の礼儀だと主張した。

 このように、いろいろな理由が考えられるようだが、誰に言われなくても各自が自主的にマナーを守るというのは住みやすい社会である。中国人にも(イメージ写真提供:(C)jointstar/123RF)