中国メディア・今日頭条は5日「日本での仕事や生活は、本当に中国国内にいるよりもいいのか」とする記事を掲載した。異国での生活は実際に行ってみないと分からないことだらけだが、記事では日本で仕事や生活をしたことのある経験者が、その印象を率直に述べている。

 まず、物質的な面について。食事に関しては、日本の食べ物に慣れてしまえば栄養や安全性では全く問題ないと説明。大衆食堂のほか、夜は少々値段が張るレストランもランチでは廉価な食事を提供していることが多いとした。交通に関しては鉄道が発達している大都市以外では自動車が必要になるものの、中古車市場が充実しており比較的安価に自動車を手に入れることができるとした。また、医療では国民健康保険に加入していれば個人負担が3割で済むと説明している。

 続いて精神面についてだ。「日本に来たら、中国人の社会に入るか日本の社会に溶け込むかの選択に迫られる。多くの場合、この2つのコミュニティは互いに排斥しあっている。日本人のコミュニティに入るには多くのルールを守る必要があり、守らないと日常生活でも職場でも付き合いができない」と論じた。

 また、個人のスキルアップについては「日本は知識の宝庫であり、学びを通じて自らを絶えずブラッシュアップしたいのであれば、日本は理想の選択だ。一方で、社会が非常に成熟しているために、一夜のうちに成り上がるチャンスは少ない」とした。

 そして最後に、日本の至らない点について指摘。「日本人はあまりに形式にこだわりすぎる。不要不急の会議を開く。人にしろ環境にしろ個性に乏しく、東京のコンビニも田舎のコンビニも全く一緒。そして、日本社会にはお節介なおばちゃんや進んで話し掛けてくる人はおらず、突然の出来事も発生しない。最初は素晴らしいと思うかもしれないが、ある程度時間が経過すると、誰かに干渉されることが恋しくなる」と伝えている。

 他人の経験談は大いに参考になるが、時としてチャレンジを妨げる原因にもなる。結局のところ、自分に合うか合わないか、自分が適応できるかどうかは行ってみて自分で体験してみないと分からないものなのだ。隣の芝生が青いかどうかは、自分で行って確かめてみるのが一番なのである。(編集担当:今関忠馬)