中国のネット上では「日本人の民度は中国人よりはるかに高い」、「中国人が日本人並みの民度になるためには30年はかかる」という声をしばしば目にする。実際に「30年」かかるかどうかは別として、現時点で大きな差があり、容易に追いつくことはできないことを強調した表現だと言えるだろう。

 中国メディアの今日頭条は7日、日本人の民度の高さは「背筋が凍るほどだ」と伝えつつ、中国人から見た「日本人の民度の高さ」を証明する事例を挙げている。

 まず記事が紹介したのは「日本では買い物程度の短時間であれば、自転車に鍵をかけずに放置しておくことができる」という点だ。実際に盗まれないかどうかは確かなことは言い難いが、日本では中国ほど窃盗が多くないのは事実だと言える。中国では鍵をかけていても、自転車が盗まれるケースが多いためだ。だが、自転車に限って言えば、近年はシェアサイクルが普及したことで個人の自転車の窃盗は減っているようだが、シェアサイクルの自転車が盗まれたり、壊されたりといった別の問題が起きている。

 次に挙げたのは、電車など公共の場での振る舞い方だ。日本では電車の車内で大声で話す人は誰もいないと伝え、「まるで誰かに話を聞かれることを恐れているかのようだ」と指摘。これは話を聞かれることを嫌うという側面の他に、自分の声が他人の迷惑となることを嫌うためだと言えるだろう。逆に中国では電車でもバスでも電話をしたり、話をしたりするのが普通で、他の乗客も誰かが大きな声で話をしていても、気にも留めない。

 さらに日本では「当たり屋の存在を懸念する必要がない」ことも、日本人の民度を示す例だと紹介している。中国では故意に車にぶつかる「当たり屋」だけでなく、人にわざとぶつかって倒れる当たり屋や、道で寝転んでいたところに助けに来た人を「押し倒した犯人」に仕立てて、賠償を請求する当たり屋もいる。

 そのため、中国では「道を尋ねてくる人」すら警戒しなければならないとする一方、日本では「道を尋ねれば、誰もが親切に教えてくれる」と紹介したほか、誰かが転べば必ず誰かが助けてくれるとし、こうした事例の数々から「中国人が日本人の民度に追いつくためには30年はかかる」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)