中国メディア・今日頭条は7日「日本の自動車は品質に問題あり? 40万キロを走ったカムリを分解して、日系車の品質を直観的に感じてみよう」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の自動車を巡っては、前日神戸製鋼所の問題が発生し、その品質に対して疑問の声が渦巻いている。では日系車の品質は実際のところどうなのか」と疑問を提起したうえで、ある場所で10年ものの走行距離39万2187キロのトヨタ・カムリを分解してその品質がチェックされたと紹介した。

 分解されたカムリには大きな修理歴はなく、トヨタの公式サービス拠点でメンテナンスを受け続けてきたという。記事はまず、カムリの車体の強度をチェックし、ドアを開けた際のズレの有無を確認したところ、前後のドアいずれにも異常がなかったとした。また、ジャッキアップして車体の底部をチェックし、大規模な摩耗や損傷が見られなかったと伝えている。

 続いては、自動車の核となるエンジン周りだ。スパークプラグは交換してから日が浅く良好な状態だったという。不凍液もきれいなピンクで、水パイプからも漏れは発生していなかった。バルブ室は金色でススや油汚れは付着しておらず、シリンダ壁は平滑で、40万キロも走ったとは思えない状態だった。シリンダ径の摩耗はごくわずかであり、10年走ってもその動力性能や経済性は大して変化しないことが示された。12個ある噴射ノズルの穴はいずれもきれいで詰まりがなかったとのことである。

 記事は「総じて、40万キロ走ったカムリのエンジン状況は非常に良好だった。もちろん、使用時間が長くなれば部品に故障が出るのは当たり前。各部品は正常な範囲の摩損にとどまっていた」と評した。

 自動車の寿命は、ドライバーの乗り方でも大きく変わってくる。記事が紹介した走行距離40万キロのカムリは、各種部品の丈夫さに加えて、オーナーが大事に運転し、正規のメンテナンスをしっかり受けていたことがうかがえる。

 問題が相次いで発覚したからといって、自分の回りにある商品がすぐ壊れる訳ではない。逆に、いくら頑丈だからといっても乗り方が悪ければ当然ながら故障は起きる。「日本車が危ない」と騒ぎ立てる前に、自分が正しい乗り方をしていたか、ちゃんとメンテナンスを受けているかをまず考えてみるべきだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)ammza12/123RF)