「日本にはちり一つ落ちていない」、「日本人は必ずゴミを持ち帰る」、「日本人は不正などしない」……そんな「神話」が崩れようとしている。しかしそれはむしろ、「これで日本本来の姿をより知ってもらえる」と喜ぶべきことかもしれない。中国メディア・観察者網は3日、ハロウィン仮装イベントが終わった渋谷の街にゴミが大量に散乱している「惨状」を紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本ではハロウィンの影響力が年々高まっており、特に東京ではここ数年で完全にブームと化している」とし、渋谷の繁華街は毎年10月31日になると思い思いの仮装をする人で溢れかえり、今年も渋谷の街は再び熱狂的なムードに包まれたと紹介している。併せて掲載された写真には、オーソドックスなものから独創的なものまでさまざまな仮装を楽しむ人びとの姿が映っていた。

 問題は、祭りの後だ。記事は「夜の熱狂が収束した翌朝、渋谷の街は平静を取り戻し、人びとはいそいそと歩いていた。全ては夢か幻かといった感じで、まるで何もなかったかのようだ」としたうえで、日本のネットユーザーが公開した渋谷の朝の写真を紹介。そこにはいたるところにゴミが散乱しており、思わず目を覆いたくなる光景だ。記事も「ハロウィンフィーバー後の東京の惨状には、日本人はゴミをポイ捨てしないという神話の崩壊を深く感じさせる。あるいは、そもそもこんな神話はなかったのかもしれない」と評している。

 そして、この「惨状」をみた日本人は瞬時に顔を赤らめたとし、ネット上では「信じられない」「こんなんでどうして中国や韓国のことを笑えるのか」といったコメントが寄せられたと紹介。また、「これは日本人がやったのではない」、「日本には在日中国人が多いな」など現実を受け入れられないユーザーもいたことを伝えた。

 「神話が崩壊した」、「そもそも神話などなかった」。おそらく、後者が正解に近いのではないか。ゴミや吸い殻はポイ捨てするし、信号を守らない人もたくさんいる。中国のことを笑えない光景は日常生活のなかでしばしば見受けられるのだ。もちろん良い所もあるし、「神話」に近づくための努力は必要だが、所詮日本社会も「人間の社会」。そう思ってもらったほうが、日本人にとっても外国人にとっても幸せではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)akulamatiau/123RF)