中国メディア・今日頭条は5日、「中国と日本の差はどれだけ大きいのか」と題し、様々な面から日中両国の現状を比較する記事を掲載した。

 記事は「最近日本の製造業は問題が噴出しており、あれこれ言われている。しかし心を落ち着けてわれわれの現状と日本を比べてみよう。勝っている部分もあれば、劣っている部分もある」として日中両国について比較している。

 まずGDPについて。「2017年の予測では、わが国のGDPは日本の3倍あまりになる見込みだ。かつて『われわれは2020年にようやく日本のGDPに追いつく』などと言っていた偉い人は、打撃を受けていることだろう」とした。また、1人あたり国民総所得(GNI)では日本が約3万8000ドルであるのに対し、中国は8260ドルと日本よりはるかに少ないものの「日本はすでに減少傾向にあるが、わが国は増加傾向にある。わが国が年6%の速度で成長を保てれば、15−20年で日本を追い越しうる」と説明した。

 さらに、インターネットの便利さでは中国が日本を圧倒していると指摘。「中国ならネットで注文したものが、翌日には数百キロ離れたところから届くが、日本ではネットで買い物するなら店に行って買ったほうが早い。そして、中国では外出時にスマホだけ持っていけば食事もできるしバスにも乗れる。日本はどうか。財布を持たないで外出してみれば分かる」としている。

 一方で、「交通の便利さでは日本はわれわれより強い。東京の地下鉄は北京より充実しているし、アクシデントがなければ定時に運行されている。この点はわれわれも少しずつ改善していかなければ行けない。また、日本のサービス業も素晴らしい。店舗にしても行政機関にしてもみんな笑顔でお辞儀をしてくれ、中国のように何かをするのに贈り物をしないと動いてくれないなどという状況や、冷淡かつ悪辣な態度を見せることがない」と論じた。

 さらに、環境保護についても日本のほうが中国よりも優れていると指摘。そのうえで、「わが国と日本の差はすでに狭まっている。しかし、われわれは調子に乗ってはならず、地に足をしっかり着ける必要がある。そうすれば、早晩日本を超えることができるだろう」と結んでいる。

 傲慢さは油断を生み、向上心を削ぎ、判断を誤らせる。それは清朝末期に自らを「天朝上国」と豪語し続け、アヘン戦争以降欧米列強に蹂躙され長期的な困難に陥った苦い経験を持つ中国は十分に心得ているはず。自らの至らない点を認める謙虚な心を持ち続けていれば、今後も中国は前進し続けるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)