経済成長とともに、中国では自動車が人びとの生活の足となり、モータリゼーションは拡大し続けている。中国の自動車メーカーの技術の進歩は目覚しいものがあるが、それでも日系メーカーと比較した場合、まだまだ大きな差があるのが現実だ。中国メディアの千尋生活は27日、中国と日本の自動車メーカーの「技術的な差」を考察する記事を掲載し、中国メーカーは日系メーカーから積極的に学ぶ必要があると論じた。

 自動車にとってエンジンは心臓部と呼ぶべき重要な部品だが、日系メーカーのエンジンは動力性能から燃費性能、信頼性に至るまでバランスの良さが魅力だとし、中国メーカーと日系メーカーの差が最も大きい部品でもあると指摘した。

 次にトランスミッションも中国メーカーの技術はまだ低く、日本やドイツのメーカーから学ぶ必要があることを紹介。日本には世界有数のトランスミッションメーカーが存在するのに対し、中国は技術的にまだ未熟で、中国企業が知的財産権を持つトランスミッションをようやく開発できた程度に過ぎないと指摘した。

 さらに記事は、精密加工に関わる技術も日系メーカーに大きく劣る点だと指摘。エンジンをはじめ、自動車に搭載される部品は精密さが求められるが、中国は部品を精密に加工するための技術からして日本に劣っているとし、同じ設計図と同じ設備を用いても、日本と中国の工場で生産される製品の精度には大きな差があることを強調した。

 近年の中国ではスマホや航空、造船、高速鉄道など著しい成長を見せる産業が増えている。だが、自動車産業においては中国メーカーは成長は緩慢であり、巨大な市場を外資メーカーにすっかり奪われてしまったと嘆く声が根強く存在する。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)