中国では日本製品は質が良く、信頼できるというイメージが定着していることから非常に人気が高い。日本を旅行で訪れた中国人が日本製品を爆買いしたことは記憶に新しく、近年では越境ECを利用して日本製品を購入する中国人消費者も多いという。

 だが、最近の日本では製品のデータ改ざんなど、日本製品の信頼性を揺るがす問題が相次いでいるのも事実だ。中国メディアの今日頭条は10月30日、中国人の日本製品に対する「信頼」は今後も続くのかを考察する記事を掲載した。

 記事は、一部の自動車メーカーによる完成検査問題や神戸牛の偽装問題、そして神戸製鋼によるデータ改ざんなど、日本では様々な不祥事が相次いで発生していることを紹介。特に神戸製鋼のデータ改ざんは、日本のみならず世界の大手企業にも製品が納入されていた可能性があることから世界を震撼させたと論じた。

 一方で、高品質で知られた日本製品の神話は「1日にして構築されたものではなく、日本製=高品質というイメージは中国人の心に深く根付いている」と指摘。また、日本の製造業は今なお世界をリードする立場にあり、「瘦死的駱駝比馬大」という言葉を使って、日本の製造業の実力は失われていないと指摘した。この「瘦死的駱駝比馬大」という言葉は「痩せて死んだラクダでも馬より大きい」という意味で、日本語で言えば「腐っても鯛」という意味合いだ。

 さらに記事は、日本製品は長年にわたって信頼され続け、神格化されてきたと指摘しつつ、それに比べて中国の製造業は「高速鉄道や宇宙開発で世界的な実績をあげているにもかかわらず、中国製品は今なお低品質の扱いから脱却できていない」と指摘。長年にわたる評価は日本製品も中国製品もそう簡単には変わることはないと指摘した。

 最後に、ある企業の不祥事を理由に「すべての日本製品が信頼不可能と判断することはできない」と結んでいる。中国では今も日本製品に対する信頼は存在すると言えるが、こうした信頼を裏切らないような製品作りが改めて求められているといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)