観光客として外国を訪れた場合、滞在期間は長くても2週間程度だろう。短期滞在でももちろん現地の様々な事情が見えてくるが、やはり年単位で生活する留学生に比べればその情報量は少ない。中国メディア・今日頭条は10月31日「中国人留学生が語る、真実の日本」とする記事を掲載した。

 記事は、日本に長期滞在する中国人留学生が気づいた日本社会の状況や特徴について5つ紹介している。まず1つ目は「日本にはスリが多い」という点だ。かねてより中国のネット上では「日本は治安がよく、財布や携帯電話をポケットに入れていても平気である」という説明をよく見かけたが、それを真っ向から否定する指摘である。記事は「日本の空港や駅の付近ではスリが非常に多い。何度か空港で現金や財布をすられたことがある。スリの多くは東南アジアから来た人たちだ」とした。

 2つ目は「成人雑誌が堂々と売られている」点を挙げた。「日本では一般的な現象であり、法律でも認められている。実際に成人雑誌を手に取り、レジに持って行く男性を見た。これが中国だったらセクハラ扱いされることだろう」と説明している。

 3つ目は「一部で差別が存在する」こと。「日本人による外国人の蔑視は依然として存在する。一部の日本人は、中国語を話す、あるいは明らかに中国的な特性が見受けられる中国人に対して差別的な挑発をするのである」とした。

 上記の3点はどちらかというとネガティブな視点によるものだが、良い点に対する指摘もある。4つ目は「コンビニが非常に多く、便利である」ことだ。生活必需品が買えるほか、公共料金の支払いといったサービスも提供されており、店員の対応もしっかりしていると評した。

 最後の5つ目は「お店に賞味期限切れ食品が置かれていない」点。「日本のあらゆるお店では、期限切れ食品を見つけることができない。期限が切れる前に商品を棚から外すからだ。もし期限切れ食品を速やかに処分せず、勝手に持ち出すようなことがあれば、クビのリスクに直面することになる」としている。

 中国人に対する差別行動については、無意識のうちにしている可能性も否定できない。昨今ではとくに中国人観光客のマナーの悪さがクローズアップされたことで「中国人=マナーが悪い」というイメージが定着してしまった。イメージをそのまま目の前の中国人たちに当てはめないよう、気を付けなければならない。(編集担当:今関忠馬)