学生のころに行うアルバイトは収入を得るだけでなく、社会勉強となったり、人間関係を広げる機会となったりするなど、金銭以外にも得られるものは多い。日本で学ぶ留学生たちにとってもアルバイトは学費や生活費を稼ぐうえで重要なものだ。中国メディアの今日頭条は10月30日、「中国人留学生に対してアルバイトの心得」を紹介する記事を掲載した。

 中国人留学生達のほとんどは日本でのアルバイト経験を持っているという。経済的な必要性に迫られ、学業と兼業することになるため、大きな苦労を伴うものの、留学が終われば懐かしい思い出ともなるようだ。しかし、留学生としての在留資格では本来、働くことができないことは注意すべき事実だ。

 留学による在留資格は主に教育を受けるためのものであり、原則としては収入を得る活動は禁止されている。例外として、学費や生活費を補う目的であるなら「資格外活動許可申請」を行い、「資格外活動許可証」が得られれば一定の条件下でアルバイトが可能だ。

 記事は、その条件として「1週間の労働時間が28時間以内であることや、風俗営業などを除く職種であること」などを挙げ、雇用者の側にも外国人雇用状況の届出が義務付けられているとした。もし違反しているなら厳しい処罰や在留資格のはく奪もあるとし、こうした点は留学生が日本でアルバイトをする際は覚えて置かなければならない点として注意を喚起した。

 また実際に留学生でも可能なアルバイトの種類を紹介しつつ、「留学生はアルバイトの経験を通して日本での生活を体験するだけでなく、日本語を上達させ、生活費を補うことができる」とし、せっかくに日本に留学するなら社会勉強の一環としてもアルバイトをやるべきだとした。また労働の苦楽を日本人と共にすることで、仲間や友情を得られるかもしれないとした。

 日本学生支援機構によれば、外国人留学生全体に占める中国人の割合は2016年の時点で41.2%に達した。日本で学ぶ留学生のうち、中国人が大きな割合を占めていることが分かるが、アルバイトを通じて若者たちによる日中交流が進むことは大きな収穫であり、労働力不足にあえぐ日本にとってもプラスになると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)TEA/123RF)