28日から一般公開が始まった東京モーターショー。今年は電気自動車(EV)や人工知能(AI)を活用する試作車が目立っているようだ。中国メディアの捜狐は28日、さっそく見学してきたという中国人によるレポートを紹介した。

 日本車好きというこの中国人筆者は、東京モーターショーをひと回りして、「新鮮で面白かった」と感動冷めやらぬ様子で振り返った。筆者は日本の自動車業界が方向性を変えようとしていると感じたといい、「最新の傾向」を紹介した。

 まず、コンセプトカー全体に言えることとして「可愛くて面白い、親近感のある」路線だと指摘。その「先駆け」であるトヨタの自動運転技術を搭載したコンセプト・アイシリーズは、自動車を単なる交通の道具としてではなく「生活の一員」とみなす考え方で、「未来の理想的な」形だという。また、ホンダのコンセプトカーからも同様の感覚を受けたと言い、可愛さやレトロ感もあり、感受性あるデザインがこの先の趨勢となるとした。

 また、体験式の展示もこの先の主要な流れになると感じたという筆者。どこのエリアにもシミュレーション体験コーナーがあり、これから訪れるであろうバーチャル技術の波を感じたという。さらに、ハイブリッド車の多さは日本ならではだが、電気自動車も特にコンパクトカーで目立ったと伝えた。

 筆者はさらに、個人的に日本の軽自動車にも感心したという。電動スライドドアや、後部座席と助手席が完全なフラットになることなど、非常に合理的な設計で、日常の移動用としては便利さ極まりないものであり、このレベルでこの安さは「よだれが出る」ほどだと絶賛。中国企業も、日系ブランドの設計理念を吸収することができれば良いのにと感想を残した。

 最後に筆者は、今年の東京モーターショーは「最先端技術の競技場」のようなところで、「技術好きにとっては天国」のようなところだと称賛。日本の各メーカーが出店した電気自動車やコンセプトカーから、日本企業が方向を転換しようとしていることが見て取れたと結んだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)hiro1775/123RF)