中国のスマホメーカーは中国国内の巨大市場で獲得したシェアと、それによる規模の経済を武器に世界へと進出している。すでに日本のスマホ市場でも一定のシェアを獲得するなど、躍進を続けている。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本のスマホ市場に参入する中国メーカーが近年相次いでいることを指摘しつつ、アップルが圧倒的な強さを誇る日本市場において「中国メーカーにはどれだけの勝算があるのだろうか」と疑問を投げかけている。

 記事は、中国のZTEが10月17日に発表した新機種「Axon M」が世界各国で発売され、日本ではNTTドコモから発売されると紹介。同スマホはデュアルスクリーンが特徴で、ZTEは2015年にはすでにドコモと協議を行っていたと紹介したほか、同じく15年には東京に5G技術の研究に重点的に取り組む研究開発センターを設置していたと紹介した。また、華為(ファーウェイ)も日本に工場を設置すると報じられたように、中国のスマホメーカーの日本進出が活発化しているとした。

 一方、日本の携帯電話市場は独特であり、キャリアが圧倒的な発言権を持つがゆえに「孤島」と見なされていたと指摘する一方、スマホ市場の規制緩和が進んだことで中国メーカーにとって重要なターゲットになっていたと指摘した。

 また、現在の日本のスマホ市場では米アップルが圧倒的なシェアを獲得しているが、アップルも当初はごくわずかしかシェアを獲得できていなかったが、各キャリアを通じた適切なマーケティングを行った結果、日本や韓国のスマホのシェアを奪い取ることに成功した事例があると主張。つまり、日本では適切なポジショニングや適切な戦略があれば、成功を収めることは不可能ではないことを意味するとした。

 では、中国のスマホメーカーにとって日本市場で成功するための適切な戦略とはどのようなものだろうか。それは日本の独特なスマホ環境に対応するローカライズと、SIMフリースマホ市場における低価格戦略だと指摘。スマホ本体の高額化が進むなか、スマホ本体や通信料を低価格に抑えたいというニーズも少なからず存在することを伝え、中国のスマホはこうしたニーズを取り込むことが成功の鍵であると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(c)ivan23g/123RF)