中国メディア・重慶時報は28日「中国人はタイ旅行が好きなのに、タイ人が最も好きな観光地は日本と韓国だ」とする記事を掲載した。

 記事は、タイの観光・スポーツ省が17日に発表したデータで、今年1−9月に同国を訪れた外国人観光客はのべ2610万人で前年同期比で5.4%増加したと紹介。3月以降7カ月連続で前年同期比増を記録しており、中国人観光客が739万3900人で最も多くなっているとした。また、同時期における同国の観光収入は前年同期比7.91%増の1兆3300億バーツにのぼり、観光収入においても中国人観光客が3909億1000万バーツで最多であると伝えている。

 その一方で、タイ観光サービス協会が発表した2018年の海外旅行展望報告において、海外旅行をするタイ人の数は今年より10%増えるとの予測が示されるとともに、同協会会長が「日本や韓国がタイ人に最も人気ある観光目的地になるだろう」と語ったことを紹介した。記事は最後に「中国はタイにとって最大の観光消費国であるのに、どうして彼らが好んで訪れる場所はわが国ではなく日本や韓国なのだろうか」と疑問を呈している。

 中国は豊富な文化遺産資源を持っており、本来はもっと多くの外国人観光客が訪れて然るべき場所だ。しかし種々の理由により、そのポテンシャルを活かしきれていないのが現状だ。「中国人はタイ旅行が好きなのに、タイ人は日本や韓国に行きたがる」という状況を変えたいのであれば、中国の観光業、サービス業界に横たわる種々の問題を1つ1つ解決していく必要がある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)