国土交通省によれば、2015年4月1日時点における日本の林道や農道を除いた道路の総延長は127万6857キロメートルだった。日本では私道や林道や農道は舗装されていないことも多いが、国道や県道ともなればアスファルトで舗装されていることが普通であり、その舗装の質も高く、でこぼこもほとんどないのが一般的だ。

 道路の質が悪ければ、車は必要な速度を出すことができず、結果として物流が滞るなど経済活動にも悪影響を及ぼすことが予想されるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、同じアスファルトの舗装であっても「日本の道路は20年はもつのに対し、中国の道路は15年も経てばボロボロになってしまう」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国と日本の道路は外見的には本質的な差は見られないと伝える一方、質と寿命にはおいては大きな差があると主張し、なぜ同じアスファルトを使用しているのに、道路の質や寿命という点で日中に大きな差が生じるのだろうかと疑問を投げかけた。

 続けて、中国国内の舗装道路はその大半が現在から10ー20年前にかけて施工されたものだと指摘する一方、当時は厳格な制度や規範がなかったため、手抜き工事がまかり通っていたと紹介。舗装の材料や厚さをごまかすという事例が多く見られ、結果として中国全土で低品質かつ寿命の短い道路が生まれたと論じた。また、中国では大型トラックの過積載も深刻で、こうしたトラックが道路の寿命を縮める要因となっていることを紹介した。

 一方で記事は、日本で過去に地震が発生し、道路が寸断された後の復旧作業の様子を写真と共に紹介。日本は地盤沈下などで道路が大きく歪んでも、水平を保ちつつ道路を復旧させる技術力を持ち、その道路の質は高いと指摘。中国の道路が15年も経てばボロボロになってしまうのに対し、日本の道路の寿命が長いのは「日本では中国のような手抜き工事が行われていないためだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)