日本を訪れる中国人が増加するなか、多くの中国人が日本での楽しみの1つとして「日本食を食べること」を挙げるようになった。近年、居酒屋が中国で人気を集めているように、日本料理を好む中国人が増えているが、中国メディアの一点資訊はこのほど、「なぜ日本料理は愛されるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、中国人の間で日本料理が人気となっている理由について考察している。

 記事はまず、観光庁が報告している訪日外国人の消費動向について紹介。「日本で一番楽しみなことは何か?」という質問に対して、回答者の71.22%の人が「日本料理を食べること」と回答したことを挙げ、これを裏付ける数字として、2016年に日本を訪れた外国人が飲食に消費した金額は7574億円で、訪日外国人が使用する金額の20.2%に相当したことを紹介、日本料理は日本にとっての観光資源の1つとなっていると論じた。

 日本を訪れ、日本料理を体験したことのある中国人が増えるに伴い、中国でも日本料理を提供するお店が増えているという。記事は、ここ2年の間に中国国内における日本料理店の数が2.2倍になったことを紹介し、上海や北京などの大都市のみならず、地方都市でも日本料理店が増加していると指摘。中国各地で日本料理店が急増するなか、特筆すべきは懐石料理やふぐ料理、寿司、和牛専門店など、高級料理に特化した日本料理店も増えていることだと指摘した。

 記事は日本料理が世界のみならず、中国をも席巻している背後にはまず、日本料理が世界無形文化遺産に登録されたことや、日本料理はヘルシーというイメージがあるなか、人びとの健康意識が高まっていることが挙げられると指摘。日本人の平均寿命が世界一である事実も、日本料理はヘルシーというイメージをさらに強固なものにしているとし、「日本料理は健康と長寿を望む人びとに支持されるようになった」と論じた。

 また、日本人は他の民族と異なり、「自然を克服しようとは思わず、むしろ自然に畏敬の念を抱いてきた民族」であると主張し、こうした考えが食材の味を最大限に生かす料理方法を生み出すにつながったのではないかと考察。四方を海に囲まれているがゆえに日本料理は食材も豊富で、旬を大切にしつつ、栄養バランスも取れている日本料理は今や「見た目が美しく、食材は新鮮で、しかも栄養豊富で健康的」というイメージを世界的に確立することに成功したと伝え、こうした点こそ日本料理が人気となった理由ではないかと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)