台湾高速鉄道は新幹線の技術が採用されており、台湾版の新幹線と呼ぶことができる。日本の新幹線車内や各駅で販売されている駅弁のクオリティは中国でも高く評価されているが、台湾高速鉄道で販売されている弁当も日本同様に質が高く、中国人からすれば羨望の対象のようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、台湾高速鉄道で売られている弁当を紹介し、「台湾旅行の醍醐味の1つ」であると紹介すると同時に、「台湾側の弁当は中国の弁当を圧倒している」と論じた。

 記事は、台湾高速鉄道で買い求めることができる弁当は「台湾旅行の醍醐味の1つ」とまで高く評価されており、台湾高速鉄道に乗ったら必ず味わうべきであると指摘。そこまで言わせる弁当を写真付きで紹介しているが、内容は確かに種類が豊富で、彩りも美しい。見るからに食欲がそそられる弁当だ。また、弁当の容器を工夫している点も日本の弁当に似ていて、鉄道車両の形をした容器や金属製の2段式の容器に記念デザインが刻印されたものなどもあるようだ。

 台湾の弁当と中国の弁当の大きな違いは、昼食から夕食の時間に合わせて当日作られたものが店頭に並んでいることだ。作りたてということで「防腐剤などの添加物は一切使われていない」そうで、売り切れてしまう心配はあるものの、安心して口にできるのだという。

 それに比べて、中国高速鉄道で提供されている弁当は長くて90日も持つとし、しかも車内で電子レンジによって加熱されたものが提供されており、「これでは味に差があるのは当然だ」とした。また台湾の弁当は自由競争が導入されているため、質や価格で競争力の劣る弁当が淘汰されているとも指摘、中国高速鉄道の弁当業者は競争がないため、質が向上しないのだと論じた。

 中国高速鉄道は多くの人に利用されているが、弁当の質については根強い不満がある。車内で食べる弁当の質の向上を期待している中国人は多く、中国人が台湾高速鉄道の弁当に羨望の眼差しを向けるのはある意味で当たり前の状況といえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)wayne0216/123RF)