国が変われば、社会の制度や文化、人びとの習慣が違ってくるのは当然だ。日本と中国は似ている点は多いものの、異なる点も非常に多い。中国メディアの今日頭条はこのほど、「中国人にとっては見慣れた存在でも、日本では物珍しいもの」も数多く存在することを紹介する記事を掲載した。

 記事がまず挙げたのは、中国における身分証明書だ。中国では国民一人ひとりに個人を識別できる18桁の数字が記載された「居民身分証」と呼ばれる身分証が交付されている。

 この身分証は中国人にとって非常に重要なもので、公的な手続きのほか、高速鉄道の乗車券購入やホテル宿泊などの際にも提示が求められるものだ。日本にもマイナンバーが存在するが、中国の「居民身分証」のように常に携帯する必要があるわけではない。

 次に、中国では慶事において欠かせない「爆竹」を挙げた。爆竹は春節(旧正月)や結婚式など、おめでたい時に爆竹を鳴らすことで「邪気を払い、幸運を呼ぶ」という習慣がある。日本で爆竹といえば夏に楽しむ花火のうちの1つという扱いであり、邪気を払うといった意味合いも持たない。ちなみに中国では近年、春節の時期に皆が一斉に爆竹を鳴らすと大気汚染が深刻化するということで、自粛を呼びかける事態となっている。

 そのほか記事は、「ひまわりの種」も日本では珍しい存在だと指摘している。中国を訪れたことがある人ならば、中国人が器用に殻を剥きながら「ひまわりの種」の中身を食べている姿を見かけたことがあるだろう。中国人にとってひまわりの種は非常に身近なおやつだが、日本では小動物などの餌として販売されているくらいで、日常的に食べている人はあまりいないのではないだろうか。中国で売られているひまわりの種は殻に味がついていて、なかなか美味しくて食べ慣れると癖になってしまうのだが、殻をはじめとするゴミやカスが大量に出てしまうのが残念な点だと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)