日本を訪れる中国人旅行客が増えるなか、日本は中国人の目には「何かとルールが多い国」として映っているようだ。しかも日本には明文化されていないルールも多く、旅行で訪れる際は気をつけなければならないことが多いと考えているらしい。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、同じ国であっても場所によって文化や習慣が異なるものであり、国が違えばルールが違うのは当然であるとし、「日本を旅行で訪れる際には『暗黙の了解』が存在することを理解し、郷に入りては郷に従うべきだ」と論じている。

 記事はまず、日本滞在中はゴミの扱い方に気をつけなければならないと指摘。中国では街中のいたるところにゴミ箱が設置してあるのが普通で、それでもゴミをポイ捨てする人が後を絶たないのが現状だ。それでも誰かに咎められることもないのだが、「日本はゴミのポイ捨てはもちろん不可であり、ゴミを捨てる際には分別が求められる」とし、外出の際には簡易的なゴミ袋を持ち歩き、宿泊先に戻ってからゴミを分別して捨てるべきだと紹介した。

 また、日本では公共の場所で何かを食べたり、飲んだりすることはマナー違反と見なされると紹介。中国では食べ歩きなどをしても誰にも文句を言われず、街中でヒマワリなどの種を食べつつ、その殻をそのまま地面に捨てていく人は少なくない。こうした行為は日本ではマナー違反となるので気をつけるべきだと言えるだろう。

 さらに、タバコをめぐるマナーも日中では異なるとし、日本では近年、公共の場での喫煙は禁止されている場所がほとんどであると指摘。中国では子どもの前でもタバコを吸う人が普通にいるなか、中国と同じ感覚で喫煙することは日本では許されないことを強調した。

 そのほかにも、日本では女性が公衆の面前で化粧することは「みっともない」とされること、エスカレーターはどちらか一方に乗ること、温泉に浸かる際はタオルを湯船に入れないことなど、多くのルールがあることを強調した。中国人旅行客は旺盛な消費意欲を持ち、実際に多額の買い物をすることで「歩く財布」などと呼ばれることがあるが、この記事にあるように日本のルールを尊重する行動が取れれば、さらに歓迎される観光客になることは間違いないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)