毎年ノーベル賞受賞者が発表されるたびに、中国では「なぜ日本人ばかりがノーベル賞を受賞できて、中国人の受賞者は少ないのか」という疑問の声が上がる。

 日本人のノーベル賞受賞者が相次いでいる理由は1つだけではなく、様々な要因が積み重なった結果だと言えるが、中国メディアの新浪はこのほど、「ノーベル賞に限らず、日本という国がこれだけ強大な理由は、日本紙幣を見れば良く分かる」と論じている。

 記事は、多くの中国人は「日本も中国も同じように西洋諸国に学んでいるというのに、なぜ日本ばかりが強大になるのか」と疑問を感じていると主張。中国の国内総生産(GDP)はすでに日本を大きく超えているが、1人あたりGDPでは日本を大きく下回っており、科学技術力や製造業の実力でも中国はまだまだ日本に及ばないのが現状だと指摘した。

 こうした差が存在するのは、日本がそれだけ「知識」や「技術」を重要視する民族だからだとし、それは日本紙幣を見ればよくわかるのだという。世界では政治家や建国に関わる人物の肖像を紙幣に採用する国が多く、中国でも紙幣に毛沢東の肖像が描かれていると指摘する一方、日本は野口英世や樋口一葉、福沢諭吉といった人物を採用していると紹介した。

 つまり、日本では文化人や科学者、思想家は非常に高く評価されていることが見て取れるとし、これは日本が知識や知恵、そして教育を重視していることの表れであると、記事は分析している。教育が優れているからこそ、日本は戦後極めて短期間で復興を成し遂げ、世界の経済強国に成り上がったのだとし、中国は教育を重視する日本から学ぶべきであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)