来年2月の韓国・平昌五輪開幕まであと3カ月半ほどに迫った。日本選手団の中で最も金メダルへの期待が強いのは、フィギュアスケートの羽生結弦だろう。中国メディア・騰訊網は22日、日本の書店で売られている各種雑誌の表紙を見て、日本国内における羽生のカリスマ性がわかるとする記事を掲載した。

 記事は「迷宮の如き日本の地下鉄駅の中を歩いていると、不意に羽生結弦に遭遇した。宮城県仙台市出身の彼は近ごろ、仙台の観光イメージキャラクターとなっているのだ。2014年のソチ五輪、19歳で史上最年少金メダルを獲得した羽生は、その後新たな4回転ジャンプを成功させて男子シングルの最高得点記録を塗り替え、その都度世の中を驚かせた。羽生神話は日本メディアをはじめとする日本全体が彼を追いかける状況を生んだ」と伝えた。

 そして、日本最大級の書店である紀伊國屋書店に並んでいる様々なスポーツ雑誌の中で、羽生結弦がたくさん表紙を飾っていると紹介。演技に集中する姿、無邪気に大笑いする姿など、あらゆる表情がグラビアとして用いられており、羽生ほど高頻度にスポーツ雑誌の表紙を飾る人物はいないと説明した。出版業界の競争が激しくなる中で多くの雑誌が羽生を表紙の人物に起用する状況からは、彼の位置づけの高さがうかがえるとしている。

 記事は「日本のスポーツ界で、30歳を超えた本田圭佑はすでに主導的な人物ではなくなった。体操界でも内村航平はベテランの生きに入っており、白井健三はまだ五輪で金メダルを取る活躍をしていない。水泳会では萩野公介がいるが、故障もあって近ごろの存在感は弱い。今の日本スポーツ界はアイドル不足の時代なのだ」と説明。そんな中で圧倒的な人気を持ち得ているのが22歳の羽生であり、平昌五輪で前人未到の2連覇に対する大きな期待がかかっていることを伝えた。

 羽生の人気は日本国内にとどまらず、中国にも熱烈なファンが少なくない。惜しくも2位に終わった今シーズンのグランプリシリーズ初戦のロシア杯でも、中国からやってきたファンが掲げたと見られる横断幕が複数見られた。平昌五輪でも、羽生目当てに現地観戦する中国人もきっと多くいることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)株式会社玄光社 10月16日に発売されたフォトブック『Figure Skating Photo Book 2017-2018』より)