すさまじい速さで経済が発展している中国。中国人の生活も豊かになり、モバイル決済などの新しいサービスの普及によって、ますます便利になっているのは確かだ。だが、日本と比較してみると、中国社会における利便性にはまだ「粗さ」が目立つのが現実だという。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本での生活で本当のヒューマニズムを体験した」と伝える記事を掲載し、日本社会に見られる様々な配慮こそ「本当のサービスであり、ヒューマニズム」であると主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の自動販売機を、「ヒューマニズムを象徴する存在」として挙げている。日本では飲み物から食べ物、新聞、タバコ、電池、雑誌など、ありとあらゆるものが自販機で販売されており、その場所ごとに消費者のニーズを満たしていると紹介した。中国でも近年は自動販売機が増えてきているが、機械がなかなかお札を読み込めなかったりと非常に使いづらいのが現状だ。日本ではこのようなトラブルはほとんどなく、快適に自販機を利用できる。

 次に、日本のタクシーは乗客がドアを開け閉めしなくても良いことを紹介。荷物を持っている場合など、両手がふさがっていてもそのまま乗り込むことができて確かに便利だ。一方、中国ではタクシーのドアは乗客が自分で開ける必要があり、中国人からすれば「ドアの開閉」からもヒューマニズムが感じられるようだ。

 また、日本を訪れる中国人の多くが、日本のトイレや公共施設から「使う人の立場になって考えられた配慮やヒューマニズムを感じた」と口にするという。商業施設などのトイレでは目の不自由な人向けの点字での表記があったり、赤ちゃん用のベッドがあったり、車いすに対応していたりと、中国ではなかなか目にできない配慮が数多く見られる。

 日に日に進歩している中国だが、サービスの質や社会の各所における配慮という点では、確かに日本の方が優れているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)