イギリスはかつて世界中に植民地を持ち、「太陽の沈まない国」と呼ばれ、世界の覇権を握る国として、世界に大きな影響を与える存在であった。中国メディアの今日頭条はこのほど、「イギリスより国土が大きいのに、なぜ日本はイギリスのように世界を制覇することができなかったのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、その理由について考察している。

 記事はまず、イギリスの現在の国土が24万4100平方kmで、2015年時点での人口が6510万人であったことを紹介。そして、同じような島国で、同じように経済が発展していて経済大国である日本の国土面積は、37万8000平方kmで、総人口は1.26億人であることを紹介し、中国では日本のことを「小日本」と呼ぶことがあるが、日本はけっして小さい国ではないと主張した。

 続けて、かつての大英帝国が多くの敵を押しのけて、世界を制覇したことを紹介しつつ、なぜイギリスより国土が大きいはずの日本が世界を制覇できなかったのかと疑問を投げかけ、その答えとして「日本人は他の民族との交流や戦いに不慣れで、戦略的思考が欠けており、長期にわたる外交戦に不慣れだったからだ」と推測した。

 また、日本人は歴史上、日本人同士の戦いは経験したことがあっても他国と戦争した経験があまりに不足していたと指摘。同じような島国ではあるものの、隣国と常に争ってきたイギリスと異なり、日本は歴史上において他国と競争するという環境になかったため、世界を統治する能力が不足したと分析した。

 普段生活していて、自分の国が世界でどのような立場にあるのかあまり気にすることはない。しかし、経済発展がすさまじい中国では比較的こうした話題に敏感だ。国土と人口の点から考えれば中国はイギリスや日本以上だが、日本にとっても中国にとっても、現代は覇権を狙うような時代でないのは確かだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)