世界各国には地域に合わせて時差があり、国・地域ごとに1時間あるいは30分刻みのタイムゾーンが設定されている。基準になるのは英グリニッジ天文台であり、日本と韓国はグリニッジ標準時+9時間、中国大陸と台湾は+8時間がそれぞれの標準時となっている。台湾ではこのほど、標準時を1時間早めて日本と韓国に合わせようという提案が民間から出された。

 台湾メディア・中国時報電子版は20日、台湾・国家発展委員会が管理する、ネット上で市民からの政策意見を募集するプラットフォームにこのほど、現在大陸と同じ標準時を、1時間早めて日本・韓国と同じにしてはどうかとの提案が出され、賛否両論の議論を巻き起こしていると伝えた。

 提案の目的は、タイムゾーンを変更することで、中国大陸から離れることと見られている。記事は、ネット上で白熱した議論が行われるなか、台湾のベテラン有名歌手・鄭智化さんがフェイスブック上でこの件に触れ「ある党の人が台湾のタイムゾーンを変えようとしているという。変えるなら変えてみろ。変えれば日本人になれるだと? その低能な頭には、心から感服する。もしあなたが変更に賛成するなら、自主的に友だちリストから消え失せてくれないか。さもなくば、私があなたをブロックする」と書き込んだことを紹介した。

 そして、この発言に対してネットユーザーからは「日本人や韓国人の足にすがりたいとしても、これは違うだろう」、「低能な政府に指導されているとは・・・深呼吸して落ち着くしかない」、「地理的なことを無視して変更しようというのは本当に愚か」といったコメントが寄せられたとしている。

 記事によれば、この提案に対してすでに5000人が署名を行っているという。管轄機関は、提案が出された2カ月後の12月19日までに回答を出すことが求められるとのことだ。(編集担当:今関忠馬)