中国メディア・今日頭条は20日、日中間におけるサッカーの差は少なくとも20年あるとしたうえで、その差について分析する記事を掲載した。

 先日のサッカーAFCチャンピオンズリーグ準決勝では浦和レッズが上海上港を下して決勝進出を決めた。記事は「上海上港に限らず、近年巨額を投資して欧米のハイレベルな助っ人を引き込んでいる中国スーパーリーグのクラブは、日本や韓国といった投資額が10分の1にも満たないクラブとの対戦で力を発揮できないでいる。中国サッカーと日本サッカーは一体どれほどの差があるのだろうか、中国サッカーの未来はどこにあるのか」とした。

 そのうえで、日本と中国との実力を対比すれば少なくとも20年の差はあると指摘。中国選手と日本選手の差は全面的であり、それは欧州のクラブに所属する選手の数とクオリティからも説明ができるとした。また、中国のユースチームが日本のチームと対戦すると完全に試合を制圧される状況は、中国サポーターにとっては日常的なことだと認識されていると紹介した。

 記事によれば、日本のサッカーチームはパスカット率や安定性といった点で多くの欧州クラブを上回っているという。それは、日本のサッカー協会が東アジア人種の身体条件上の強味と弱味を熟知したうえで選手の能力強化を図っていることの現れとのことだ。また、日本は最初から世界の舞台で活躍することがターゲットにしており、自らの風格を固定したうえで磨いていると説明している。

 また、日本の協会は早い時期から選手の海外進出を大いに奨励したほか、トヨタ、日産、マツダなどの日本を代表する企業が国外クラブのスポンサーになることで日本人選手を欧米に送りやすくしてきたと指摘。その結果、現在では多くのクラブがすすんで日本の選手発掘に取り組んでいるとした。

 記事は「現在中国サッカーが最も学ぶに値するのはドイツやブラジル、スペインなどの世界の強豪ではなく、隣国の日本や韓国だ。国民全体のサッカー熱を起こし、青少年に真のサッカーの楽しさを感じさせ、企業が投資したくなるような環境を整え、アマチュアから高校、大学と健全なサッカーリーグ体系を作る。これこそ、遠くを見据えた長期的な計略である」と論じている。

 最新のFIFAランキングでは、中国が韓国を抜き、日本に次ぐアジア4番手に上昇した。目先のランクにとらわれることなく謙虚に、地道に歩みを進めれば、自ずとさらなる発展の道は開けてくることだろう。(編集担当:今関忠馬)