中国でもサッカーは人気があるスポーツだ。中国のプロリーグである中国スーパーリーグでも多くの外国人選手が活躍しているが、そのなかには日本でプレーしたことのある選手も含まれている。

 中国メディアの今日頭条は16日、2005年から08年にかけて日本のクラブでのプレー経験があるブラジル代表FWのジヴァニウド・ヴィエイラ・ジ・ソウザを紹介する記事を掲載。日本ではフッキという愛称でも知られる同選手が「日本に感謝している」と述べていることを伝えた。

 中国スーパーリーグの上海上港に所属しているフッキは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準決勝2ndレグで浦和レッズと対戦する前に、取材に対して日本でプレーした際の思い出を語った。

 記事は、フッキの実家は非常に貧しく、6人兄弟のなかで男の子がフッキだけだったゆえに、子どものころから毎朝4ー5時には市場に行き、両親の営む肉屋を手伝っていたと紹介。そして、自分の家の手伝いが終わると、他の店の手伝いをしていたという幼少の頃のフッキは、手伝いで稼いだお金をすべて母親に渡し、家計の足しにしていたと伝えた。

 続けて、フッキが幼少のころのブラジルでは、大金を稼ぐ方法はサッカーしかなかったと紹介。その後、フッキは18歳で川崎フロンターレにレンタル移籍し、家族を幸せにできるだけの金額を手に入れ、大声で叫ぶほど喜んだとのだという。さらに、フッキが「18歳でサッカーをするためにやってきた日本での記憶はサッカーだけではない。日本は自分にとってずっと特別な国で、日本にはすばらしい思い出がたくさんある」と述べたことも記載した。

 現在、フッキは奥さんと3人の子に囲まれて、非常に幸せな生活を送っているという。中国も貧富の格差が非常に大きい国だ。貧困から抜け出そうと必死に働いても、簡単には抜け出すことはできない。こうしたスター選手の過去から力をもらう中国人も多いだろうが、スター選手となったフッキが今も日本での良い思い出を忘れずにいてくれるのは日本人にとっては嬉しいことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)chutimakuanamon/123RF)