近ごろ「日本の製造業は地に落ちた」との論調が中国メディアや中国のネット上で目立っている。その理由は触れるまでもないだろう。個々の醜聞は非難されてしかるべきものであり、日本社会全体が現状を省みる必要があることは間違いない。しかし一方で、日々新たなものの開発に取り組む日本企業の技術者たちがいることを忘れてはいけない。

 中国メディア・今日頭条は18日、「日本の科学技術が世界をどれほどリードしているか、これを見ればわかる」として、今月初めに開催されたIT関連の技術見本市「CEATEC JAPAN 2017」に出展された最新機器をいくつか紹介する記事を掲載した。

 最初に紹介したのは、NECが誇る最先端の顔識別技術だ。カメラが撮影した画像からわずか66ミリ秒で写っている顔が誰なのかを識別できるもので、記事は「空港や駅などですでに用いられているという。今後、セキュリティ分野のデータ処理技術がホットな分野になりそうだ」と評している。

 続いては、ホンダが開発した電気自動車用の着脱可能バッテリー。「電気自動車のバッテリーが切れてしまった時、充電には結構な時間がかかる。そこでバッテリーを取り替えられたら便利だろう」としたほか、同社が水を電気分解して水素を得るスマート水素ステーションも展示したことを紹介した。

 記事はさらに、鏡の前に立ってセンサーにタッチすると心拍数や血管年齢、緊張度などといった身体データが鏡に表示されるシステム、紙の表面に微妙な凹凸をつけて印刷できるカシオの2.5Dプリンター、グローブとヘッドマウントディスプレイを装着した人の動きと同じようにロボットを動かせるKDDIのシステムを紹介。ロボットシステムに関しては「この技術の成熟が進めば、危険な場所での作業をロボットに代わってもらえるようになる」と伝えている。

 これからも日本企業は、人びとをあっと驚かせる新しいアイデアや製品を開発し続けてくれるはず。そのためにも、制度上、管理上存在する問題点で解決できるものは積極的に解決していかなければならない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)