中国では、特定の国との関係が悪化すると、不買運動が起きるケースがある。強い愛国心の表れとも言えるが、これまで日系車や韓国車も不買運動のターゲットになってきた。中国のネット上では「韓国人も愛国心が強いため、日本車を買わない」という論調を見かけることがあるが、果たしてこれは本当なのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、韓国での自動車販売台数に注目し、「韓国人が愛国心から日本車を買わないというのは嘘っぱちだ」として、韓国の自動車市場で日本車がどれほど売れているかを紹介する記事を掲載した。

 韓国輸入自動車協会(KAIDA)の統計によると、2017年9月の韓国における輸入車販売台数は、前年同月比20.6%増の2万234台となった。メーカーごとの内訳を見てみると、首位はベンツの5606台、続いてBMWの5299台とドイツ車が上位を占めたが、4位はレクサスで1128台、5位はホンダで1022台と日本車も勢いを見せた。

 さらに車種ごと、排気量ごとの販売台数を考察してみると、韓国の輸入車市場では排気量2.0リッター以下のものが売れており、ディーゼル車が人気を集めて始めているようだ。また売れ行きの良い車を見ると、韓国の輸入車市場では欧州メーカーが72.8%のシェアを確保し、圧倒的な強さを見せたが、日本車は18.3%で2位につけたことからも日本車は韓国で一定のニーズがあることが分かる。

 記事は、韓国の消費者は新モデルの車も人気であると同時に、旧モデルの車も、生産中止直前のセールで人気となる傾向があることを紹介し、中国のネット上では「韓国人は愛国心が強いため、日本車を買わない」という論調は嘘だと指摘。輸入車販売台数からも日本車には根強い需要があり、実際には売れているのだと紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)ducksmallfoto/123RF)