悪い話というのは、往々にしていくつか立て続けに生じるものである。日本企業の品質データ改ざん問題が取り沙汰されるなか、日本企業が生産した英国の新しい高速鉄道車両が運行初日にトラブルを起こしたとの情報が広まった。中国メディア・新民晩報が17日、トラブルについて報じた。

 記事は「英国のグレート・ウエスタン鉄道が57億ポンド(約8470億円)で購入した日本の日立製高速鉄道車両が16日にデビューした。しかしこのめでたいニュースは笑い話に変わってしまった」としたうえで、午前6時に西部のブリストル駅を出発予定だった1番列車が25分遅れて出発したほか、「些細な技術的原因」によりバッキンガムシャー州内でしばらく停車し、車両上部から空調システムの水が客席に漏れて乗客のパソコンが壊れ、停電により空調システムが停止するなどといったトラブルが続発して乗客たちの不満が高まったと伝えている。

 そのうえで、ある乗客が「50%くらいの列車が遅延するグレート・ウエスタン鉄道は、新しい列車が運行するようになれば全てが改善されると宣伝し続けてきた。しかし彼らは何も変えられなかった。新しい列車のひどいデビューにはちっとも驚かない」と語ったことを紹介。実際、1番列車は予定時刻より41分遅れて終点のロンドンに到着したと説明した。

 記事は、英政府が日立から122編成の高速鉄道列車を購入したことを紹介。グレイリング運輸相をはじめとする約1000人の乗客を乗せた1番列車にトラブルが続出したことに対し、自身も乗車した日立の欧州市場責任者が「最初のサービスが計画通りに進まず、乗客に対して非常に申し訳ないと言いたい」語ったことを伝えている。

 多少の遅延はともかくとして、空調システムの水漏れで客席がずぶ濡れになるというのは言い訳のしようもない。中国との高速鉄道受注争いを繰り広げている日本にとってはなおのこと痛いトラブルだ。中国の鉄道関係者は、ライバルである日本の車両のトラブルを知って、どんな感情を抱いただろうか。(編集担当:今関忠馬)