近年、低迷が続く中国サッカー代表。ワールドカップ(W杯)への出場権も逃し続けており、ロシアW杯も予選で敗退してしまった。中国はサッカーの人気が高いだけに、自国の代表の不甲斐なさに対して批判の声が根強く存在する。

 AFCアジアカップで4度の優勝を誇る日本代表は、W杯の常連国となったが、本戦への出場を果たしたのは1998年のフランスW杯が初めてであり、はるか昔から常連国だったわけではない。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を旅行で訪れたという中国人旅行客の手記として「日本サッカーミュージアムを訪れ、日本サッカー代表が強くなった理由が分かった」と伝えている。

 日本サッカーミュージアムは日本サッカー協会が運営する博物館で、日本サッカーに関する様々な資料が展示されている。記事は、日本サッカーミュージアムを訪れた中国人旅行客の見解として「同ミュージアムは決して大きくはなく、1時間から1時間30分もあれば見学し終わってしまう規模」であると伝える一方、日本サッカー界の歴史や各種資料など展示物は豊富だったと紹介した。

 さらにミュージアムの入場料は500円と安かったことにも驚いた様子だ。誰でも気軽に参観できる価格であることは、つまり日本国民とサッカー代表の距離が近いということだと認識したらしい。また、サッカー好きな人はもちろん、サッカーに興味がある程度の人でもサッカーへの情熱を掻き立てられるような展示内容であったと伝え、「自分がいつからサッカーを好きになったのかを思い出させられ、感動を覚えた」と伝えた。

 また、Jリーグには「サッカーを通してあらゆるスポーツを老若男女が楽しめる豊かな国をめざす」という「100年構想」があり、学校や地域、そしてクラブチームに至るまで、優れた選手を育成するための成熟したシステムを構築したと紹介。日本がW杯の常連国となったことからも「100年構想」が着実に成果を挙げていることが見て取れるとした。

 そのほか記事は、全国高校サッカー選手権が今年で96回目を迎えることを紹介し、日本サッカー界にこれだけの蓄積と歴史があることは「中国のサッカーファンとしては恐怖すら感じるものだ」と論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:東京デート)