中国では大型連休を迎えるたびに多くの人が旅行に出かける。国慶節(建国記念日)と中秋節を合わせた10月1日からの大型連休中も、多くの中国人が日本を訪れたようだ。中国人は消費意欲が旺盛であるため、各国で歓迎される存在である一方、中国人旅行客のマナーの悪さを指摘する声が存在するのも事実だ。

 中国メディアの澎湃新聞はこのほど、多くの中国人が国外旅行を楽しむようになった今、「中国人旅行客のマナーが試される時が来た」と伝えつつ、中国人旅行客のマナーばかりが批判されがちだが、欧米の旅行客の素行だって決して良好ではないと主張する記事を掲載した。

 一部調査によると、2017年の国慶節連休中に旅行に出かけた中国人の数は7億1000万人に達したと予想されており、海外に出かけた中国人もかなりの数に達したことが予想される。だが、中国で連休を迎えるたびに海外では中国人のマナーの悪さを指摘する声が上がると不満を示した。

 さらに、一部の中国人のマナーが悪いことは認めつつも、「実際には欧米の旅行者のマナーも良いとは言えない」と主張。その根拠としてイギリスの旅行会社エクスペディアが行った調査の結果を引用し、「イギリスの旅行客は粗暴で無礼なふるまいを見せ、地元の言葉を話さないなど、多くの観光地でマナーの悪さを指摘された」とした。

 また、同調査で「声が大きくてうるさいと評されたワースト1位はアメリカの旅行客で、続いてイタリア、イギリス、フランス、中国、メキシコ、ロシアだった」と紹介し、中国人ばかりが批判されがちだが、実際には中国よりひどいマナーを見せる外国人客もいるのだと主張した。

 続けて記事は、中国人の購買力を目当てにした国々では中国人が歓迎される存在となっていることを強調する一方、中国人のマナーに向上の余地があることは事実であるとし、多くの中国人が国外旅行を楽しむようになった今、「中国人旅行客のマナーが試される時が来た」と主張した。中国人の消費は日本にとっても魅力であることは間違いない。渡航先の習慣やマナーを尊重することさえできれば、これまで以上に歓迎される存在になるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)