中国メディア・環球時報は11日、日本国内では近年「ネコブーム」に拍車がかかっており、日本が「ネコ型社会」に入りつつあるとする記事を掲載した。

 記事は「近年、日本ではネコを飼う人が増え続けている。日本ペット食品協会のデータによれば、この5年でペット犬の数が減少する一方で、ペットのネコの数は増えており、今年にはその数が逆転する見込みだという。ネコのニーズが増えたことで子猫の卸売平均価格も2013年12万4000円から21万円に増えた。日本人はこの現象を『ネコブーム』と呼んでおり、すでに大きな社会トレンドになっている。近年ではネコに関連した文化コンテンツも続々と出現しており、ネコおじさん、ネコ島などは海外でも非常に有名だ。日本が全世界のネコファンにとっての聖地にすらなっている」と説明した。

 また、現在のネコブームの経済効果の大きさが注目されており、関西大学の宮本勝浩名誉教授が15年に「アベノミクス」をもじった「ネコノミクス」とう概念を提起し、現在の飼いネコ市場規模がすでに1兆5000億円を超え、派生する商売は見積もることが難しいほどの規模であるとしたことを紹介。実際、ネコ書店やネコカフェなどネコにちなんだ店を開業する人も多いと伝えている。

 そのうえで「今の日本のネコブームについて、集団主義、服従精神を崇拝する『イヌ型社会』から、自由奔放で個性を主張する『ネコ型社会』に入ったと考える日本人もいる。日本の社会学者や経済学者は、社会的な心の保守化、高齢化、一人暮らし化に加え、集合住宅に入居するケースが多いという背景のもと、イヌを散歩させられない日本人がますます多くなっており、それも日本人がよりネコを愛するようになった理由であると分析している」と紹介した。

 ネコがひだまりで気持ちよさそうに寝ている姿を見ると「おまえはいいなあ、そうやっていつもきままにのんびりできて・・・」と思わずつぶやいてしまうことはないだろうか。規則や秩序を守り、勤勉すぎるほど働くイメージの日本人は、ネコから癒やしを受けるとともに、ネコにある種の憧憬を抱いている。だからこそ、ネコを飼おうと思う人が多いのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)