2006年版「この恋愛小説がすごい」の第1位に輝いた作家・島本理生による禁断の純愛物語を、嵐の松本潤主演で映画化した『ナラタージュ』、全国289スクリーンで公開し大ヒットスタートを記録した。これを記念して、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで16日、主演の松本潤、有村架純、行定勲監督が登壇し、大ヒット御礼舞台挨拶が行われた。

 高校教師と生徒という立場で出会った葉山(松本)と泉(有村)。そんな2人が時を経て運命的再会を果たし、一生に一度の許されぬ恋に身を焦がしていく・・・。

 作品公開後の反響に、松本は「知り合いの男性から長い感想をいただいたり、平日の昼間に見てくれた友人からは、たくさんの人が劇場に入っていることを教えてもらった」と大ヒットを実感。

 釜山国際映画祭の公式上映に参加した有村も「監督や作品をリスペクトされている方が多く、質疑応答はものすごい数の人たちが手を上げてくれた。しかも2歩、3歩踏み入った質問をしてくれて、とても楽しかった」と充実した表情を浮かべた。

 12年の構想を経て本作を完成させた行定監督は、「大ヒットで首が繋がった。これが当たらなかったら路線を変えようと思った」と覚悟を決めていたことを明かし、「この人間関係のあいまいさのようなものを描きたい。わかりやすくしなくてもいい。それこそ映画だからできること。こうやって多くの皆さんに見ていただけたということで、またこういった作品をやれる猶予期間が延びた」と嬉しそうに語った。

 この日、松本と有村にはサプライズで、行定監督が準備した感謝の手紙を司会が代読。

 作品を通じて「自分の表現の幅が広がった。これまでの自分がやっていた方向とは違う、そぎ落とす方向でやらせてもらったことで、幅が広がった」という松本に対して監督からは、『君が参加してくれたからこそ1本の映画が救われた』『不器用でその分誰よりも努力してここにいる人』『繊細な君とはもっともっと自由に旅してみたい。次はどんな冒険をしようか?その日を楽しみにしている』などの言葉が贈られた。

 そして、「映画の面白さを改めて感じた作品。葛藤しながら作品を作る楽しさを改めて感じた。色々な出会いや発見をくれた作品。撮影から今日まで、充実した時間でした」と感謝を口にする有村には、『精神的にもきつく不安があったはず。覚悟しなければいけないこともあったと思うが、泣き言も悩みも打ち明けず、ひたすら役と向き合った。その苦悩する姿こそ女優の最も美しい姿。あなたほど寡黙で芯の強い女優を私は知らない。これからもかたくなに演じることに拘り続けてほしい。そして日本映画史に残る女優になって。あなたなら必ずできる』との言葉が贈られた。

 行定監督からの激賞に有村は「このようにお手紙をいただいて・・・今までやってきて良かったなと思いました」と号泣。涙を拭いてあげるハンカチがないことに焦り、「こんな展開になるとは思っていなかった!」と笑わせた松本も「この手紙をいただけたことが一番の宝物。監督、スタッフの皆さん、このタイミングで架純ちゃんとこのようなラブストーリーができたことに感謝した」と感無量の様子だった。


■映画『ナラタージュ』

 高校教師と生徒として出会った二人が、時が経ち再会した後、決して許されはしない、けれど、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる大人のための恋愛映画。許されない恋に悩みながらも思いに抗えない高校教師・葉山役を演じるのは、松本潤。葉山を全身全霊で愛する工藤泉役を、有村架純が扮する。


(写真提供:(C)2017「ナラタージュ」製作委員会)