日本を旅行で訪れる中国人客が年々増加するなか、日本経済の発展の軌跡に想いを馳せる中国人もいるようだ。中国メディアの今日頭条はこのほど、訪日中国人の見解として「日本は非常に清潔で、非常に発展していた」と伝え、第2次世界大戦後の廃墟から短期間で復興を遂げ、現在の発展を実現したことに驚きを示す記事を掲載した。

 記事は、日本が近年、中国人に人気の渡航先となっており、多くの中国人は訪日後に「空気のきれいさ」や「街の清潔さ」、「静寂さ」を実感すると紹介。また、日本は第2次世界大戦で焼け野原になったはずなのに、今では世界第3位の経済大国として、中国を上回る発展を遂げたことに驚くことを紹介した。

 続けて、この中国人訪日客の見解として、日本がここまでの発展を遂げることができたのは「教育水準の高さ」や「ルールや秩序を守る意識」といった「国民の質」と関係があるのではないかと語った。中国では「協調性があって団体行動が得意な日本人は恐ろしい」という意見があるが、社会を1つの集団と考えれば、集団の各構成員が「ルールや秩序を守る」ことが発展や成長に対して有利に働くのは間違いないだろう。

 一方で記事は、日本経済の世界における地位が低下しているのも事実だとし、神戸製鋼のデータ改ざんなど、「近年の日本では企業の不祥事も増えている」と主張。そのほかにも高齢化や消費の減退、物価の低迷など問題は山積しているとし、中国が日本という国から学ぶべき教訓は非常に多いと論じた。

 さらに、歴史問題を理由に「日本は決して好きではない」としながらも、中国は、日本が隣国として存在することを感謝すべきだと指摘。日本が先行して直面している問題は中国にとっては良い事例であり、中国人は日本をよく観察し、日本の経験から教訓を学びとるべきであると主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)