中国メディア・今日頭条は12日「どうして日本では『女子力』のある男性がますますモテるのか」とする記事を掲載した。

 記事は「『女子力』が近年日本で流行語の1つになっている。美しさ、清潔さ、品の良さ、料理や裁縫が好き、掃除好き、いつもにこやか、細部に気配りができる、周囲の人の面倒を見られる・・・といった要素が重んじられる」としたうえで、近ごろでは「女子力を持つ男子」がもてはやされていると紹介している。

また、「女子力のある男子」と認定されるには、健康的であること、微笑みを絶やさないこと、特に女性の細かい変化に気づくこと、清潔感があること、豊かな感受性を持っていること、家事が得意であること、高い美意識を持っていることといった基本条件が必要と説明している。

 そして、もともと堅忍不抜な武士道精神のイメージがあった日本の男性が、1990年代に始まる「失われた20年」によってイメージや気質がますます柔らかくなってきており、日本のアマゾンでは男性向けの「女子力」関連書籍が人気を集めているほか、街を歩けばベビーカーを押す若い男性を見ることができ、父親がツイッター上で子どものために作った弁当を披露するという光景が繰り広げられていることを「10年あまり前ではどれも考えられなかった」と伝えた。

 記事によれば、日本の「女子力男子」社会は一種の回帰の動きだという。宮崎駿氏がかつて「日本は近代化の必要に迫られ、女性が男性の経済活動全てを黙認するようになったに過ぎない。実際それより昔の日本では女性が相当な権利と行動力を持っていた」と語ったことがあるとしたうえで「男性の『男子力』に生じた欠損を『女子力』で補填する、まさにそういうことなのではないか」と結んでいる。

 時代の流れに伴う価値観の多様化により、「男子はこうあるべき、女子はこうあるべき」という考え方が社会に対して持つ説得力は数十年前に比べて弱まった。男だから、女だからという意識に縛られる時代は、終わりに近づいていると言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)