新幹線は日本の主要な交通手段の1つであり、毎日多くの利用者がいる以上は安全な運行が求められている。新幹線に使用されている部品に問題があるとすれば、それは非常に深刻な事態を招く恐れがある。

 中国メディアの今日頭条は12日、神戸製鋼がデータを改ざんしていた製品が新幹線にも使われていることが分かったと紹介し、「新幹線の信頼性と名誉は地に落ちた」と主張、日本の鉄鋼界で起きたスキャンダルは新幹線にも大きな影響を与えていると論じた。

 記事はまず、新幹線は時速300kmに迫るほどの高速で走行し、日本国内で毎日非常に多くの乗客を乗せて運行していることを強調。そして、神戸製鋼がデータを改ざんしていた製品が一部の新幹線にも使用されていたことを紹介し、中国高速鉄道とアジア各国で受注競争を繰り広げる新幹線の信頼性は損なわれたと強調した。

 さらに新幹線のみならず、自動車産業においてもデータ改ざんの製品が使われていたことを指摘。日本の製造業全体を巻き込んだスキャンダルであるとの見方を示しつつ、「匠の精神で名を馳せた日本の製造業の信頼性が大きく揺らいでいる」と論じた。

 記事がわざわざ新幹線に言及したのは、インフラ輸出の一環として日本が新幹線の輸出を推進し、アジア各国で中国高速鉄道と受注競争を展開しているからに他ならない。幹線の信頼性が損なわれたと主張することで、中国高速鉄道のほうが優れていると言いたいのだろうが、新幹線が毎日安全に運行を続けていることは事実で、開業以来、営業に起因する問題で乗客が死亡した事故は1度も起きていない事実も揺らぐものではない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) kawamuralucy/123RF)