同じアジア人で文化の類似点も多い中国人と日本人だが、価値観の点では大きな相違があるようだ。この点について中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人の価値観」としてある統計を基に分析した記事を掲載した。

 その統計とは、シュワルツ(Schwartz)の価値理論に基づく国際共同意識調査で「自然环境、安全、創造性、協調性、社会貢献、伝統と宗教、成功、刺激のある生活、挑戦、裕福さ」などの項目のうち、何を重視しているかを判断するものだ。記事は、対象者の価値観に基づいて選んでもらうことで、その国の国民が何を重視しているのか、傾向を知ることができるとした。

 この調査によって日本人には特に際立つ特色があるとした。それは「自然環境と安全を非常に重視している」ということで、他のどの国よりもこの2つが上位にあったと紹介。こうした結果を見ると、日本を訪れる多くの中国人が街の清潔さと治安の良さを実感するというのも納得できる。

 逆にこの調査で価値観の下位にあるものも日本人を表しているとした。たとえば日本人が重視していないことの1つは「挑戦」であるとし、日本の順位は世界的に見ても非常に低かったと紹介。これは「日本人が理性的に物事をとらえ感情を隠し、仕事でも日常生活でも慎重で冒険的な刺激的な生活を求めない」姿勢が現れているとした。

 また「裕福さ」も日本人の価値観のなかでは低い位置にあったとした。この点では「日本はすでに裕福な国であり、必要なものは不足していないうえ、物質的な追及をしても実現しないことも悟っている」ためではないかと考察。また、日本人はもともと精神面を重視する国民性であることも、裕福さを重視しない傾向が現れた理由ではないかとした。

 この記事では残念ながら中国人の価値観についての結果には触れられていないが、日本人の価値観の上位と下位に存在するものについて着目しているということは、中国人の価値観は日本人の価値観と逆ということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)