現代の日本人にとって大きなタンパク源、カルシウム源となっているのが乳製品。中でも牛乳は学校給食にも取り入れられるほど日常生活に普及している。一方、お隣の中国では、粉ミルクをはじめとする乳製品が、食品安全問題の象徴的存在になってすでに久しい。中国メディア・今日頭条は3日「安くてしかもうまい! 日本の牛乳を好きになったら止まらなくなる」とする記事を掲載した。

 記事は「国慶節のゴールデンウイークに、多くの人が日本旅行をしていることだろう。彼らはショッピングをしつつ、日本の大都市の物価が決して安くないことを意識しているはず。何せミネラルウォーターが1本100円から150円するのだ。しかし、牛乳も水と同じ値段、これは相当安いではないか」と力説した。

 そのうえで「日本は牛乳大国であり、民族の未来のために、日本政府は牛乳の経費に高額の補助を出し、牛乳価格をミネラルウォーターと同程度にさせている。多くの中国人が日本の牛乳はとても濃くておいしいと感じ、帰国後もしきりに日本の牛乳が恋しくなる。その主な原因は、日本の温暖な気候と放牧地域が多いこと、良質な水源と水質を持っていることだ」と説明。そして、スーパーなどで販売されているおすすめの牛乳と、ヨーグルト製品を幾つか紹介している。ポイントは、濃厚さ、強すぎない適度なミルクの香り、スッキリとした後味といったところのようだ。

 記事を読んだネットユーザーの多くも、日本の牛乳がおいしいという意見に同意。「日本のホテルの朝食では、必ず牛乳を飲む」、「いとこの息子が4、5歳の頃に日本旅行した時、初めて日本の牛乳を飲んで開口一番『おいしい』って言った」、「飲んでみて初めて分かる。本当においしいのだ」といったコメントが寄せられた。

 また、日本の牛乳がおいしいのは気候や水質が原因だと記事が語っている点については、「違う。日本は監督管理が厳しく、自国民を陥れたりしないからだ」との意見が見られた。

 ひと昔前の中国では、ケーキのクリームと言えばほぼ全てバタークリームであり、洋菓子には脱脂粉乳臭さがつきまとった。それはまさに、フレッシュな乳製品が日本のように普及していなかったことを示すものと言えるだろう。今では中国でも新鮮な牛乳を手に入れる機会が増えているようだが、安全に対する信頼が完全に回復できなければ、急速な普及は至らないかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)