2020年の東京五輪、さらにはその先を見据え、日本の卓球界は中国の大きな牙城を崩すべく選手の育成を強化している。中国メディア・今日頭条は3日、日本の卓球界が人材のみならず「ロボット兵器」の開発にも力を入れていることも伝えた。

 記事は、2日にオムロンが開発した卓球ロボットが日本男子卓球界のエース・水谷隼に挑戦したと紹介。ロボットはセンサーや人工知能を駆使して球の軌道を予測すると同時に、巧みにラケットを操って打ち返すことができると説明し「30回を超えるラリーが繰り広げられた。将来、人とロボットの卓球合戦が行われる日も遠くない」とした。

 また、同社では2013年に初代の卓球ロボットを開発、昨年秋には世界初の卓球コーチロボットとしてギネス記録に認められ、今回発表されたロボットはすでに4代目で人工知能がさらに進化していると伝えた。そして、実際に相手をした水谷が「それぞれの球に正確に反応してくるので、ずっと続けられそうな感じ。たまに回転がかけられるようになればもっとすごくなる」とコメントしたことを紹介している。

 記事は、日本の卓球界について「猪突猛進で、20年の東京五輪での打倒中国に向け力を入れている。若い世代の育成を強化し、伊藤美誠、平野美宇、張本智和といった新鋭が急成長をみせており、中国卓球界にとって大きな脅威となっている」と解説。中国卓球協会の劉国梁副会長が以前「日中の覇権争いが世界卓球界の大きな流れになる。これから10年、あるいは長い時間争いは続く。戦いはまだ始まったばかりだ」と語ったことを伝えた。

 中国のネットユーザーからは「試合会場で日本人が中国選手のフォームを録画していたら注意が必要。動きのデータをロボットにインプットして、戦術を研究してくるかもしれない」、「日本の卓球がハイテクを導入するというのは、自分の実力を高めるために努力していることを示すものだ」などの警戒感を示すコメントが見られた。また「ロボットは人が発明したもの。きっとロボットに対応できる」とし、人類がロボットに負けることはないとの意見もあった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)stefanholm/123RF)